2019.08.10 Saturday
親しみのある植物
当社北側のスペースでヒッソリと育てている植物があります。
ハラン(葉蘭)です。
ハランは常緑多年草で、古くから日本庭園の手水鉢の脇などに植えられており、
葉を切って料理の添えなどに日常的に用いられてきた植物です。
ハランは漢字で書くと「葉蘭」と書き、「蘭」という漢字が使われていますが、
蘭の仲間ではなく、ユリ科の中のハラン属で、原産地は日本や中国となっています。
皆さんご存知のお弁当や寿司折りなどに使われているプラスチック製の
緑の葉っぱのような形のものをバランと呼びますが、
このハランを飾りとして使っていた名残だと言われています。
ハランには殺菌作用があるため、
昔はこの大きな葉を包丁で綺麗な形に切り整えて使ったり、
食べ物を包む為に使われてきました。
私も幼少の頃、実家の庭の一角には緑葉のハランが植わっており、
お弁当箱代わりに、ハランの葉に🍙を包んだり、
保存食やご馳走の保存にお皿の上にハランを広げて使用しておりました。
又、私の小学校時代、必修科目だった華道では、
度々、このハランを使って、お花を活けていた記憶があります。
その頃を思い出して、ちょっとアレンジしてみました。
近年、このように白い線が入った品種や点々の斑入りの品種も増えて、
観賞用としても趣があり、興味深い植物です。
このハランが立派に育った暁には、
惜しげもなく、食卓や花材に役立てることが出来たらと思っています。
お盆休みのお知らせ
ホリーガーデンは8/12(月)~8/16(金)まで、夏季のお休みとなります。
8/17(土)より通常営業致します。
スタッフによってはお休みの期間外でも出勤していない場合がございます。
事務所へお越しの際は、事前にご連絡いただければ幸いです。
休業期間中もメールでのお問い合わせは受け付けておりますが
お返事は17日(土)以降となりますのでご了承くださいませ。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。