弾丸帰省2

2019.10.16 Wednesday

弾丸帰省2

今年も先週末3日間だけの故郷弾丸帰省をしてきました。

 

丸1日だけいられるこの日は、昨日までのお天気とは違って、

 

台風の影響か、強風が吹き荒れ、家の周りの木々は右へ左へと大揺れでした。

 

そんな中、父のお墓参りに。

 

体重が軽く、足が少し不自由になって歩みがおぼつかない母は、

 

危ないので今回はお留守番です。

 

最近は目も見えにくく、耳も聞こえにくくなり、

 

動ける範囲も狭くなって、やれることが少なくなったのが辛いのでしょう、

 

一緒に行きたそうな母を置いていくのは忍びなかったのですが、

 

墓地は急な坂道なので強風に吹き飛ばされてケガでもさせたら大変です。

 

お墓までの道すがら、兄が作っているジャガイモ畑を見ながら、

 

強風が吹き荒れる中、どうにかお墓参りをすることが出来ました。

 

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お墓参りの後は近くに住む姉が母の冬支度に寄ってくれたのでお手伝い。

 

母は何度も何度も「自分でやれるから大丈夫」・・・と。。。

 

身体が思うように動かなくなった母にとっては

 

身の回りのことをしてもらうのは嬉しい事かもしれないけれど、

 

それ以上に折角の休みを自分のために使わせているという思いが強いのでしょう、

 

申し訳ない顔をしている母が愛おしくて、愛おしくてたまらなかった(T_T)

 

いつも気丈にふるまっていた母ですが、

 

ここ数年は少し弱気で元気が無いけれど、

 

私が昔話をしていると余程楽しかったのか、

 

涙を流しながら大笑いをしてくれて、私まで嬉しい気持ちになりました。

 

そして、帰る日の朝、

 

綺麗な杖はあるのに、何故かいつも木の枝の杖を持つ母と兄と記念撮影。

 

木の枝の杖

 

車に荷物を詰め、乗り込む私たちに、

 

母は別れを惜しみ、目を潤ませながら

 

「もう少し、ゆっくりして帰れんのか?」・・・・・・と。

 

 

 

「そうよね、1年のうちの1週間、10日、イエ、1ヶ月ぐらい、

 

母のために時間を作ったって罰は当たらないのにね。

 

いつも、いつも、自分事で忙しなく帰ってゴメンね、ほんとゴメンね」

 

心の中でそう思いながら、

 

ミラーの中で小さくなっていく母に手を降りました。

 

「母さん、又、帰るよ・・・それまで元気で、元気で居てね」

 

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