2024.12.26 Thursday
A様邸完了工事レポート③ 雑木風の主庭へ いい植栽を見つけるぞ…!
雑木風のお庭を作りたい
こんにちは!京都を中心に外構工事を営むホリーガーデン ブログ担当のシンです
さて今回はすでに工事を終えているA様邸の主庭の造園レポートです。
外構工事では基本的に植栽工事は最後の作業になってきます。
近年では手入れが必要であったり、敷地を確保する必要があったり植栽工事のボリュームは少なくなりがちですが、
植栽が入るか入らないかではその空間全体の柔らかさ・華やかさ・潤いが全く違います。
人工物がどうしても多くなる最近の外構デザインでは無機質で冷たい印象が付加されていくものです…
もちろんそれを目的にデザインをまとめるのであればそれは一つの手なのですが、ある程度の人は自宅でゆっくりとくつろげる空間を、帰ってきた時に安心できるようなデザインを求めているような気がします。
多くの人がときおり自然を求めるのと同じ理由で…!😎
そのこともあってかお打ち合わせの際に、「雑木風のお庭を作りたい」という要望が増えています。
種々様々な木や下草・花が四季を演出し、思わずヒルクライムの「春夏秋冬」を歌ってしまいたくなる情景を作り出すことで
そこに住まう人の心にも彩りを与えます。はい。
なので私はスペースに限りがあってもぜひ植栽を入れてほしいなと思っております
最近ではさらっとして主張が柔らかで風に揺れる姿が綺麗なアオダモという落葉樹がよく出ます。
下枝が少なく頭上で枝が展開するので狭いスペースにも向いていて、成長が比較的緩やかで目立った病害虫もなく、耐寒性・耐暑生にも優れているためメンテナンスがしやすいのです。
という感じで植栽・造園も相当奥が深いです…
話がそれましたが、そんなこんなで雑木風のお庭をA様邸からご依頼頂き、今回その下準備の活動レポートをしたいなと思います。
施工前
まずは多めに土を入れて、丘を作り地面にも動きを作ります。
土の成形
この時点である程度植栽の配置・アウトラインが決まっていてそれに沿って形を整えていきます。
土留めとして何点か石を配置していますが、それもこのタイミングで顔を見て自然に据えていきます。
造園も一般工事と同じで想像力が必要になります。お客様がよく見る場所からどのように見えるか、最適な配置を考えて逆算して一個ずつ進めていきます。
植栽の選定
同時にイメージに合う木を選定していきます。
これがなかなか大変です…(笑)
京都以外にも滋賀の園材屋などにも周り、広大な土地を歩き回り、植栽担当とああでもないこうでもないと悩みながら決めていきました。
植栽の種類によっては望んでいる樹形のものがなく、取り寄せて揃えていきます。
最初は楽しいんですが、途中から耐久力が必要な作業になってきます。😵💫
紅葉を選んでいる時の植栽担当。指をさしていますが、全く違うものを結局選んでいます(笑)
下草もイメージを作るため色々と揃えて、と。
そんなこんなで何度か訪問し、妥協することなく一つ一つ進めてまいりました。
次回いよいよ植樹します。
それでは!👋